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予約システム比較、海外ゲスト対応で見るべきポイントとは

予約システムを選ぶ際、国内向けの機能だけでなく、海外ゲスト対応の観点も重要です。多言語対応や決済方法など、比較する際に見るべきポイントを解説します。導入前の比較検討にお役立てください。

「電話予約が主流の宿が今すぐ見直すべきオンライン予約導線」では、オンライン予約導線の重要性を解説しました。実際にシステムを導入する段階になると、国内の宿泊予約システムだけでも数多くの選択肢があり、どれを選ぶべきか迷う方も多いはずです。この記事では、海外ゲスト対応という観点から、予約システムを比較する際に見るべきポイントを整理します。

比較する際に見るべき5つの観点

1. 対応言語数

システムによって、標準で対応している言語数は大きく異なります。英語のみの対応か、中国語・韓国語なども含めた複数言語に対応しているかを確認しましょう。すでに紹介したように、主要な訪日市場は英語圏だけではないため、対応言語の幅は重要な選定基準になります。

2. 対応通貨・決済手段

海外発行のクレジットカードへの対応、複数通貨での料金表示など、海外ゲストにとって使いやすい決済まわりの機能が整っているかを確認しましょう。「クレジットカード決済・支払い方法、英語表記の落とし穴」で紹介した内容は、システム選定時にもチェックリストとして活用できます。

3. サイトコントローラー・チャネルマネージャーとの連携

自社サイトの予約システムと、Booking.comやAgodaなどのOTAとの在庫連携がスムーズに行えるかも重要な観点です。国内では、複数のOTAの在庫・料金を一括管理するサイトコントローラー(チャネルマネージャー)と呼ばれる仕組みが広く使われており、自社の予約エンジンがこうした仕組みと連携できるかを確認しておくと、ダブルブッキングのリスクを減らせます。

4. 多言語での自動確認メール送信

予約完了後の確認メールが、ゲストが選んだ言語で自動送信されるかどうかも見落とされがちなポイントです。「「予約したいのに予約できない」— 海外客が離脱する瞬間とは」で触れたように、予約後の確認が届かないことは大きな不安要素になります。

5. 多言語対応のサポート体制

システム自体の多言語対応だけでなく、導入・運用時のサポートが日本語のみか、英語などでも対応可能かも、実際の運用のしやすさに影響します。

システムのタイプ別の傾向

国内の宿泊予約システムは、大きく以下のようなタイプに分けられます。それぞれ強みが異なるため、自社の状況に合わせて検討しましょう。

  • 自社予約エンジン特化型:自社サイト上での予約完結を重視するタイプ。多言語・多通貨対応に力を入れているサービスもあり、インバウンド需要の取り込みを強みとして打ち出しているものもあります
  • PMS(施設管理システム)+チェックイン一体型:予約管理だけでなく、セルフチェックインや多言語対応のゲスト向けアプリなど、滞在中の体験まで一体的にカバーするタイプ
  • サイトコントローラー・チャネルマネージャー:複数OTAの在庫・料金を一括管理する仕組み。国内シェアの高いサービスは、国内外60以上のOTAとの連携実績を持つものもあります

導入前に確認しておきたい実務的なポイント

  • 既存のOTA運用との連携可否:すでに複数のOTAに掲載している場合、そのOTAとの連携に対応しているシステムかを必ず確認しましょう
  • 実際に英語画面でテスト予約をしてみる:「予約フォーム、英語版で離脱率が高くなる原因トップ5」で紹介したような、住所・電話番号形式の対応状況を、実際に英語表示でテストしてみることをおすすめします
  • 料金体系を必ず公式サイトで確認する:初期費用・月額費用に加え、予約件数に応じた従量課金が発生するシステムもあります。規模や運用方針によって最適な料金体系は異なるため、必ず最新の情報を各社の公式サイトで確認しましょう

まとめ:機能の多さより、自社の海外ゲスト対応に必要な要素を見極める

予約システム選びでは、機能の豊富さだけでなく、実際に自社が受け入れている(または今後受け入れたい)海外ゲストの層に合った、言語・通貨・OTA連携の対応状況を見極めることが重要です。上記の観点を軸に、複数のシステムを比較検討してみてください。

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