「英語が話せないから、海外のお客様の対応が不安」——そう感じているスタッフは多いのではないでしょうか。しかし実際には、流暢な英会話力がなくても、いくつかの基本フレーズを知っているだけで、海外ゲストとのやり取りは驚くほどスムーズになります。この記事では、現場で今日から使える基本フレーズを、場面別に紹介します。
完璧な英語である必要はない
海外ゲストの多くも、英語が母語とは限りません。むしろシンプルで明確な単語・短い文の方が、お互いにとってわかりやすいコミュニケーションになります。長い文章を正確に話そうとするより、要点が伝わる短いフレーズを、いくつか覚えておくことの方が実践的です。
場面別フレーズ集
チェックイン時
- "Welcome. May I have your name, please?"(お名前をお伺いできますか)
- "Here is your room key."(こちらがお部屋の鍵です)
- "Dinner is at 6 PM."(夕食は18時です)
館内案内時
- "This way, please."(こちらへどうぞ)
- "The bath is on the second floor."(お風呂は2階です)
- "Please take off your shoes here."(こちらで靴を脱いでください)
食事の案内時
- "This dish contains fish."(この料理には魚が入っています)
- "Please let us know if you have any allergies."(アレルギーがあればお知らせください)
- "Enjoy your meal."(どうぞお召し上がりください)
大浴場の案内時
- "No swimwear, please."(水着の着用はご遠慮ください)
- "Please wash before entering the bath."(入浴前に体を洗ってください)
- "The bath is open until 9 PM."(お風呂は21時まで利用できます)
わからない時・困った時の対応
すべてに完璧に答えられなくても、以下のようなフレーズで一旦受け止め、他の方法で対応する姿勢を示すだけで、ゲストの安心感は大きく変わります。
- "One moment, please."(少々お待ちください)
- "I'll check with my colleague."(確認してまいります)
- "Let me use a translation app."(翻訳アプリを使いますね)
お見送り時
- "Thank you for staying with us."(ご宿泊ありがとうございました)
- "Please come again."(またお越しください)
- "Have a safe trip."(お気をつけて)
フレーズ以外にも役立つコツ
- ゆっくり、はっきり話す:早口になるより、ゆっくりとした発音の方が伝わりやすくなります
- ジェスチャーを併用する:方向を示す、数を指で表すなど、言葉だけに頼らない伝え方も有効です
- 翻訳アプリを味方につける:すべてを暗記しようとせず、複雑な内容は翻訳アプリと組み合わせて対応しましょう
- 簡単な単語を選ぶ:同じ意味でも、より簡単で一般的な単語を選ぶことで伝わりやすくなります
フレーズ集を社内でどう活用するか
覚えたフレーズを個人の記憶だけに頼らず、以下のような形で社内共有することで、スタッフ全員が安心して対応できる体制を作れます。
- フロントや厨房など、場面ごとに使うフレーズをカード化して掲示する
- 新人研修の際に、基本フレーズ集を配布する
- 実際に使ってみて困った場面を共有し、フレーズ集を継続的に更新する
まとめ:小さな一歩が、大きな安心につながる
英語対応というと、流暢な会話力が必要だと身構えてしまいがちですが、実際には限られたフレーズを知っているだけで、現場の不安は大きく軽減されます。まずはこの記事で紹介したフレーズから、無理のない範囲で覚えることから始めてみてください。
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